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ミスジャッジの取り扱いについて
試合中のインとアウトの判定は大変難しいものです。
基本的に審判は人間が行なうものですから、間違えた判断をしてしまうことがあったとしても、それは当然であると思います。
そこで近年のプロの試合では、ホークアイなどの弾道分析機器を使用したチャレンジシステムの導入により、より正確な判定ができるようになりました。
しかし、これはプレーヤーが審判の判定に不服があるときのみに使用されるため、すべてのミスジャッジ(誤審)が無くなったわけではありません。
未来のテニスの試合での審判はすべて機械が行なうといったことになるかもしれませんが、現段階では、おそらく避けることのできない問題だと思います。
そこで、今回はラインジャッジを間違えてしまった場合の解説をしたいと思います。
テニスの試合は、公式戦であっても審判がつかず、プレーヤーが審判を兼ねるという他のスポーツでは基本的にあり得ない特殊な形態で行われることが許されています。
このプレーヤーが審判を兼ねることをセルフジャッジ方式と言いますが、審判のいる試合でのラインジャッジのミスと、セルフジャッジでのラインジャッジのミスとでは取り扱い方が違ってきます。
これは、当事者同士が判定をするセルフジャッジの場合には、故意によるミスジャッジの問題を避けることが必要になりますから、それぞれの形態について、その処理の方法が決まっていると理解して下さい。
はじめは、審判がついている試合でのミスジャッジの処理についての説明です。
まず、ラインパーソン(線審)がミスジャッジを犯したとチェアーアンパイア(主審)が判断した場合、オーバールール(訂正)を行います。
線審がアウトのボールをインと判定してしまった場合に、主審がオーバールールによりこの判定の訂正をした場合は、そのアウトのボールを打ったプレーヤーの失点になります。
これは当然のことなので、この状況はそれほど難しくはないと思います。
しかし、インのボールをアウトと判定してしまった場合は少々面倒です。
そのアウトコールが選手のプレーに影響を与えたかどうかによって、処理が違ってきます。
例えば、このラインパーソンのアウトのコールが選手のプレーを妨害したと判断されたら、このポイントをレットとし、やり直しをすることになります。
この例としては、選手がラインパーソンのアウトのコールを聞いたために返球することを止めたと思われる状況です。
このときのレットはこのポイントのやり直しですから、例えこのポイントがセカンドサーブから始まったものであっても、ファーストサーブからのやり直しになります。
しかし、このアウトコールがプレーを妨げていないと判断された場合は、そのボールを打ったプレーヤーの得点になります。
この例えは、明らかにエースであると思われる場合です。
この場合は、このプレーヤーの位置や反応の状況から判断されることになりますが、微妙な状況もありますから、判断が難しいところです。
以上のように、審判のつく試合では、選手のプレーをラインパーソンのアウトコールが妨害したと考えられるかどうかで、その後の処理が違うと心得て下さい。
次に、セルフジャッジでのミスジャッジについての処理の説明です。
基本的にテニスの試合は、アウトのボールに対してアウトのコールが無く返球されてしまった場合、そのボールはインとして取り扱われ、プレーは続行されます。
これは、アウトがなかったということになりますから、当然ですが問題になりません。
問題になるのは、インのボールをアウトと間違って判定してしまったときです。
はじめにいってしまえば、これは、ミスジャッジをしてしまったプレーヤーの失点になります。
このような場合には、レットとしてファーストサーブからやり直すといった方法で処理をしてしまいがちですが、これを許すとしたら、返球が難しいと思われるボールに対して、アウトとコールしてしまえばレットにしてしまえることになってしまいます。(もちろんその後に訂正をしなければアウトのままですが...)
アンパイア(審判)のついた試合であれば、その時の状況により得点にするか、レットにするかの判断を第三者が行うことができますが、セルジャッジのような当事者のみの試合では、そうはいきません。
従って、インのボールをアウトとミスジャッジをしてしまったら、失点ということになっているのです。
これは、サーブのフォールトに関しても同様に取り扱われますから、注意して下さい。
by cxn01243
| 2013-04-02 16:29
| テニスのルール